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秋、ですねー。

ニューヨークは、秋というより冬の気配。だけれども。

NYは本当に秋が短い。ある日突然、秋になって、そしてそして、すぐに長い冬。10月には冬で4月まで冬だもん。いや、んー、でも最近は10月の中旬くらいまでは、どうにか秋かもしれない。晩秋と初冬の境目も難しいけれど!

ここ数年マイナス15度レベルもそうそう出なくなりましたが、私が最初に来たころ、90年代ですな、まだまだ寒かったっす、ほんと。いや、もう、マイナス10度以下だとねっ、帽子かぶらないと、耳が取れるアルよ。ああ、そうだよ、懐かしいねぇ、あの頃は、冬になると歩道には、寒くて取れた耳がコロコロ落ちてたもんさ(嘘)。

というわけですが、まだまだ芸術の秋♥。

ニューヨークの舞台業界はアメリカではちょっとイレギュラーが多いというか、ロングランをやる作品はシーズンで区切れないですけれども、アメリカでは基本的にシアターのシーズンは10月〜5月。6月〜9月は夏休みだったり、夏の特別作品、サマーシアターみたいなことになります。ニューヨークでも、パブリック・シアターとかは、夏はセントラルパークでシェイクスピアやる、とか、ああ、オペラは完全シーズン制でわかりやすいかな。シーズンが始まる前に、シーズンの全ての演目が発表になる。

ブロードウェイは当然、1年中やってますけれども、やはり新作が出るのはシーズンがありまして、10月〜11月の一般的な新作シーズン、それから舞台業界のアカデミー賞であるトニー賞のノミネートに間に合うように、滑り込みで3月、4月にも新作が出ます。トニーのノミネート資格は、6月に行われるトニー賞の発表の年の5月の1週目あたりまでに、初日を開けておかなくてはならないのです。だから来年のトニーだったら、今年の5月から来年の5月の頭までに初日を開けた作品がノミネートされる資格を持つわけですね。

お客さんが最も多い時期は、トーゼン、サンクスギビング、クリスマス。街中キラキラの12月は年間で最も観光客が来る季節です。だったら、その前に初日開けた方が、チケット売れるじゃーん、お客さん来るじゃーん、と思うかもしれません。

ふふふ。甘いのじゃよ(誰?)。

ニューヨークの本当の冬は年が明けてからやってくるのさ。

いや、まじで、1月、2月は、ほーんと観光客来ませんからね。この2ヶ月を乗り越えられる自信のある作品しか、秋には開けられません。本当に冬が越せない作品って、あるのです。「そこそこじゃん?」というような作品も、酷寒にやられ、観光客が激減してしまったりすると、ウッと膝を折り、バッタリと倒れてしまうのです。

ブロードウェイで黒字回収して大儲け出来るなんて作品は、全体の5%と言われます。残りの95%は大惨事かトントンか。メガミュージカルも増えて、ここ20年、制作予算がどーんどん増えてますからねー。でも最近は大掛かりなのも、ちょっと減ったかなぁ。

と、いうわけで、さて、何度も観たくなるような作品、今シーズンはあるかなぁー。芸術の秋、皆さんも、劇場や映画館に足を運んでくださいねっ!
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ブロードウェイの作品に関して、よく「それはどこの劇場でやってるんですか?」なんて聞かれたりしますが、ハッキリ言って劇場名って全然覚えてないですね。日本みたいに「あそこの劇場でやってる作品」というようなブランディングはない。客席数もあまり変わらないですしね。やや少なめ、大きめ、というのは理解しているけれど、それも劇場名ではなくて、7アベと8アベの間の45ストの北側にある劇場とか、42ストの7アベ寄り南側の劇場とか、そんな覚え方。
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NY市の条例で電飾はすべてLEDでエコ・ブロードウェイになりましたが、あの横の梯子って「球切れ」した電球変えるための梯子だよねー、きっと。今はあまり活躍してないだろうけれど、昔はしょっちゅう使われてたんだろう(脳内では、白人のちょっとお腹の出た、ハンチングを被ったオジサンが梯子を登っている。ああ、もちろんオジサンは40年も、ここで電球を変えていてね、この劇場で起きた色ーんなコトを知っているのさ。そりゃあ、もちろんサスペンダーをしているさ。あたりまえぢゃん)。