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今日は久しぶりにお昼の時間帯に家におりました。ええ、実家です。ええ、私、日本にいる時は実家にガッツリ転がり込んでおりまして、のうのうと娘をしているわけです。

で。

1階のキッチンに降りて行ったら、母が、お昼を食べていたのですよ。キッチンで。うちのキッチンには4人テーブルがありまして、朝ごはんや昼ごはん、それぞれ個人個人、ちゃっと食べるゴハンやら、少人数ゴハンはキッチンですませます。

で。

私は、暇さえあれば野菜ジュースを飲んでいるので(いや、暇さえあればってことないけどさ)、トマト4つ、にんじん1本、パプリカ1つ、オレンジ2つ、レモン半分、ガシガシ切ってスロージューサーに放り込んで、母にも「はい、どうぞ」なんて、やってたわけです。

そしたら、母が
「なぜ、助六なのかしら」
と。

「?」
と思い、ふと見ると、母が買って来たランチ、お寿司のセット、おいなりさん2つと、太巻きが2つで、お寿司の蓋、商品名のところに「助六」というシールが貼ってある。

母は、ナゼナゼマシーンの、調べオバケです。はい。なんでもすぐ調べる。電子辞書、いつでも手元にあります。昔は辞書でした。私も調べるのが大好きですが、それはガチ母ゆずりです。

で。

私は新聞を読みはじめていたので、「なんでだろうねぇ」「歌舞伎?なんでだろ」と答えつつも、「ロシア、軍事演習かい」などと世界情勢なんか気にしてみたりしてたわけですが、ふとピン!と来て、うっかり叫びました。

「おいなりさんと、太巻き!!!揚げ物と、巻き物だからだ!!!」

母と2人で「おおお!!なんて粋なネーミング」と大盛り上がり。

「おいなりさんと、太巻き」の組み合わせでお寿司を売ることを決め、ネーミングに悩んでからのヒラメキか。それとも、名前が先で、この組み合わせにしたのか。

なんにせよ、江戸の粋は、私の大好物でございまするよ。そうなんですね、私は大学時代は江戸文学専攻、以来、江戸ものは、大好きで大好きでございまする。自分なりに勉強続けています。

すぐに答えが出るスマートフォンも有り難いけれども、すぐに忘れてしまうことも多い。時間をかけて覚え、しかしながら忘れていたことが、ふと繋がると、嬉しい。

江戸を勉強してて、そんなことも知らなかったのかよ、と言われると、お恥ずかしい限りですが、母との短いちょっとした会話、とてもとても楽しゅうございました。

母も随分、年をとりました。

こういう日常の会話が、いつか、とても、懐かしくなるんだなぁ、なんて思っちゃう年に。

さすが、助六。

母との会話に粋を提供してくれる、にくいねぇ、このぉ!

そんな、幸せな、お昼でしたとさ。





え?

揚げ物と巻き物だと、なんで助六かって?

それは、ま、御自分でお調べになってくださいませ。
私が書いちゃうなんて、野暮じゃあありませんか。

ね、助六さん!
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私は浮世絵が、べらぼうに好きです。
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特に鈴木春信が大好きです。いや、もちろん、広重、北斎、天才ですから、大好きですけど!
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浮世絵を見ていると、「なんで日本人、普段から着物着るの、やめたかなぁ」と悔やまれます。デザイン、センス、色づかい、組み合わせ。天才的ですよ、日本の人々は。凄過ぎる.惚れ惚れっす。江戸LOVEっす。あー、軽い(笑)。