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●New Groupのリバイバル作品です

ハリウッド俳優、ユマ・サーマンの元旦那、イーサン・ホークの演出家デビューです。ものはサム・シェパードの1985年の作品『A Lie of the Mind』。イーサンは俳優としては『トレーニング・デイ』でアカデミー助演男優賞にノミネートされたりしていて当然素晴らしいんですけれども、映画監督デビューも果たし、共著で書いた脚本がアカデミー賞ノミネートされたり、いやほんと多才です。

多才と言えば、脚本のサム・シェパードも多才。サム・シェパードは脚本家としても俳優としても素晴らしい。この人も『ライトスタッフ』でアカデミー助演男優賞にノミネートされましたが、脚本では何度もオビー賞をとっているしピューリッツァー賞ももらってます。85年のプロダクションはハービー・カイテルとか出て相当話題だったようで、イーサンは「自分が演出家になれるだけ年月を重ねる間、絶対誰も再演すんなよ!」と思い続けていた作品だそう。

イーサンはここ数年ずっとNew Groupというプロデュース集団でオフ・ブロードウェイでやってますねー。なかなか良い動きしています。今までは役者で出ていましたけれど、ついに演出ですわ。

New Groupは15年くらいまえから活動はじめた軍団で、トニー賞やらオビー賞やら獲っている、非常に質の良い芝居を作るグループです。ミュージカルもたまに創ってますね。ミュージカルは『Avenue Q』でトニー獲ってます。

2005年の『Hurlyburly』という舞台にイーサン主演作品は、いやー、あれは良かったなぁ。イーサン・ホークで客を呼べるからと大げさな事やらないで、オフ・ブロードウェイが良いサイズの作品をちゃんとオフで演る。NYの演劇業界の大好きなところです。小さい小屋で、べらぼうに芝居の上手い連中が集まってやってるのを観るのは本当に気持ちがいい。じっくりした芝居って、今ひとつ、大劇場で観る気にならないんですよねぇ。ほどよい狭さだと、空間と空気が絶対的に統一される。舞台の上の役者が息をのむと、観客も息をのむ。いろいろな事が起きてる部屋に一緒にいるような気持ちになってきます。

大好きな女優さんの1人ジェニファー・ジェイソン・リーの主演してた『Abigail's Party』も、いやー、ほんとうに濃かったなぁ。ジェニファーの酔っぱらいっぷりったら、もう、パーフェクト。

New Groupの芝居は本当にいい。ああ、観たいなぁ、新作。

一昨日(01/29)開いて、42丁目の9と10の間のスタジオRowの中にあるAcorn Theatreで3月21日まで演ってます。この劇場、改装されて建て直される前に私も芝居やったんですよねー。懐かしい。ここでまた演りたいなー。

そういや『トレーニング・デイ』でイーサンと共演してアカデミー主演男優賞をとったデンゼル・ワシントンのブロードウェイ出演作品、オーガスト・ウィルソンの『Fences』も4月から演りますね。二人で会ったりすんのかな。「よーイーサン、久しぶりー」「オーマイガーッ、デンゼル、太ったかい?」なんつって。濃いなぁ。
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とても有名な舞台俳優さん達が揃ってますよー
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『Hurlyburly』のイーサン・ホーク。開場時客入れの時に、ソファーで半ケツ出して寝てる時点で”やる気”をビシビシ感じましたが、ダメっぷりが最高だった。
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『Abigail's Party』のジェニファー・ジェイソン・リー。こちらは壊れっぷりが素敵でした。